砥粒強度(TI/TTI)測定方法

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砥粒強度のひとつの指標として破砕試験は現在広く用いられている試験で、その中でもボールミルによるフライアビリティーテストはその再現性やシンプルな原理から、最もポピュラーな超砥粒の評価として扱われています。
しかし、数値の再現性を高めるために測定時にはいくつか注意が必要です。

  • サンプルの下処理(サンプルの抽出とふるい分け)
  • ボールとカプセルの管理(内径、凹み、キャップの平行度)
  • 破砕砥粒のふるいと測定(破砕砥粒の取扱い、ふるい分け、重量測定)
  • 結果の取扱いと再テスト

装置構成
device configuration

破砕試験装置(フライアビリティ・テスター、ボールミリングマシン):モーターによる回転をクランクを通じて鉛直運動に変換し、装着されたカプセルに往復動運動を与えます。

(標準的な仕様)
振動数:2400rpm
振動幅:8.0mm
カプセル:円筒型のカプセルに、平面エンドキャップ及び半球エンドキャップをそれぞれ装着します。
両エンドキャップが摩耗しない限り使用できますが使用限界としては100回程度です。
ボール:2g(できる限り毎回の交換が望ましい)
ふるい:φ75mm
標準ふるい計量器、ブラシ、他

作業手順
operation procedure

サンプルパウダーの抽出

砥粒をよく混ぜ、ふるい振とう器によりオンサイズ砥粒を抽出する。

破砕準備

カプセル、両キャップの寸法・外観を確認し、サンプル2ctsとボールを投入する。
また装置本体は事前に電源を入れウォームアップを実施する。

粉砕

砥粒の種類、サイズごとで、その破砕が50%程度になる回転数、または時間を事前に検討し、その値前後の2回粉砕をおこなう。

粉砕砥粒の測定

粉砕後の砥粒をふるい分けし、オンサイズ砥粒の重量をもとめる。

  test1: 回転数:A (破砕されていない試料重量/投入した試料重量)×100= C%
  test2: 回転数:B (破砕されていない試料重量/投入した試料重量)×100= D%
  
  TI(50%破砕の回転数)=A+(50-C)×((A-B)/(C-D))

砥粒強度測定において考慮すべき事項

  • この測定方法は同一装置、同一測定方法の条件のもと、その砥粒の強度や破砕性が「比較値」として評価できる方法です。標準砥粒と比べた受入れ検査、または他の砥粒との比較検討に用いられる検査方法でもあります。
  • %表示の結果については、特に回転数または時間条件を確認することが大切です。また、装置のスピード、振幅、ボールの大きさも同時に確認されたのち、結果は評価されるべきです。(他メーカーの結果を数値だけで比較しない)

グローバルダイヤモンドについて

グローバルダイヤモンドでは、お客様が現在お使いのダイヤモンド、CBN砥粒に関する課題や問題点を、以下の3つの切り口から解決・提案を図ります。カタログからのセレクト購入だけではなく、カスタマイズ対応で、お客様と一体になり、よりよい最終製品へのお手伝いをご提案します。

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  • 特殊メッシュサイズ対応
  • 精密粗粒カット

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