平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 中華人民共和国商務省税関当局より10月9日に発表された、超硬材料関連品目に対する輸出規制に関し、ご心配をおかけしております。

 本日３０日韓国・釜山で開かれた米中首脳会談に先立ち、クアラルンプールでの両国協議の成果について夕方中国メディアから報道がありました。その中で、

「２．米国は９月２９日に発表した輸出管理に関する５０％ルールを１年間停止する。中国は１０月９日に発表した関連輸出規制措置を１年間停止し、具体的な計画を精査する。」

と発表され、「１０月９日に発表した規制措置」との文言から、第55号のダイヤモンド粉末についても１年間停止措置対象と受け取ることができます。

 すでに複数の中国現地ダイヤモンド合成メーカー担当から、現在の弊社緊急発注に対し出荷を緩めるか？出荷予定日を遅らせるか？問合せを受けておりますが、

＊発信元が報道であり税関当局ではない

＊第５５号またはダイヤモンド粉末について具体的に指摘されたものではない

以上の理由から、中国税関当局からの正式な規制措置停止の発表があるまで弊社は現状の緊急輸入体制を継続し、11月8日にダイヤ粉末関連が輸出規制対象となった場合に備えます。

 なお現在弊社は、現地メーカーとともに中国当局の輸出許可プロセスに必要な情報を収集しており、整い次第お客様皆様に製品用途等のヒアリングや資料の提供をお願いさせていただきます。これは、今回報道されている１年間延長措置の有無にかかわらず進める予定ですので、御協力の程よろしくお願いいたします。

 引続き新たな情報は随時このホームページにて更新してまいります。

 御理解とご協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。